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安芸津町について/観光・特産品

吟醸酒発祥の地 杜氏のふるさと 安芸津

三浦仙三郎 科学的管理をした酒造家

彼は幕末に三津村(現・東広島市安芸津町三津)に生まれ、明治時代を生きた人です。 明治9(1876)年に酒造場を譲り受け、同11(1878)年に創業しましたが、その年から4年連続して腐造酒を生じました。このことが従来のカンと経験に頼る方法から科学的管理法へと思考を変える転機となるのです。

軟水醸造法の確立

それからは酒造場を別の場所に移転するとともに失敗の原因を追究し、ついに軟水と硬水の違いにより酒造方法が異なることを突き止めます。そして苦心努力して明治35(1902)年「軟水による改良醸造法」を確立しました。 また、「賀茂郡酒造組合」の結成にも主導的な役割を果たし、現在の広島杜氏組合の先駆けとなる「杜氏研究会」も立ち上げるなど、めざましい活躍をされました。 これらのことが各地の清酒品評会で広島の酒が上位入選するきっかけとなり、一気に「広島酒」としてのブランドを確立しました。

正福寺山公園

呉線、安芸津駅のすぐ北東にある小高い丘一帯が正福寺山公園です。 穏やかな瀬戸内海を一望する風光明媚な公園で、約1,500本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所と知られ、 桜の開花時期には多くの花見客で賑わいます。

火とグルメの祭典あきつフェスティバル万葉火(保野山)

万葉集ゆかりの地であり、特産品の宝庫でもある安芸津地域のお祭りです。例年11月上旬の土日2日間で行われ、牡蠣やじゃがいもといった地域のグルメ特産品の実演販売をはじめ、様々なステージイベント、農業技術研究の展示などが行われています。 また、フェスティバルの初日には、会場近くの保野山で70本のたいまつで山の斜面に点火する「万葉の火」が灯ります。縦約110メートル、横約58メートルにわたって「万」の文字が浮かび上がり、三津湾の水面を幻想的に照らします。

安芸津町のマスコットキャラクター